今週の注目5社:人型ロボット / 屋内農園 / テキストメッセージ学習 / 短期アパートレンタル / パーソナルトレーニングアプリ

October 26, 2020 by Scrum Funding News
TAG:

一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白い米国のスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「人型ロボット」Agility Robotics

[HW/ロボティクス] Agility Robotics
Series B ($20M) ITIC Ventures, Data Collective, Playground Global, Sony Innovation Fund, MFV Partners, Safar Partners, and TDK Ventures

二足歩行する人型ロボットの開発。

「Digit」と呼ばれる人型ロボットは、二足歩行で約18kgの荷物を持ち運ぶことが可能。LiDARセンサーやカメラが搭載され、障害物を回避したり階段を登ったりできる。ラストマイル配送や倉庫、オフィス内の業務サポートなどへの活用に期待されている。現在の価格は25万ドル。最初の顧客としてFordが購入したが、自動運転車にDigitを同乗させ顧客の玄関先まで荷物を運ぶ新たなデリバリー方法を開発中という。オレゴン州立大学からのスピンオフ。

2015年創業、本社はオールバニー(オレゴン州)。Playground Global等から今回調達した$20Mは、新たなラインナップなど引き続き開発費用に活用する予定。

2.「屋内農園」Plenty

[HW/農業] Plenty
Series C ($140M) SoftBank Group, and Driscoll’s

屋内の垂直農園。

レタスやケールなどの葉物野菜からイチゴなどの果物まで屋内で栽培する垂直農園。センサーやLED照明を駆使し、データ解析に基づいた最適な農法により、農薬も遺伝子組み換え作物も使わずに新鮮な作物を栽培可能。また、水の使用量は95%減、垂直に栽培するため必要な土地も99%削減できるという。すでにSafewayやWhole Foodsなどのスーパーでも購入できる。ベリーなどの果物大手「Driscoll’s」も出資している。

2013年創業、本社はサウスサンフランシスコ。SoftBank Group等から今回調達した$140Mは、屋内農園の拡大に活用する予定。

3.「テキストメッセージ学習」Arist

[SaaS/研修] Arist
Seed VC ($1.9M) Y Combinator, Undisclosed Angel Investors, Global Founders Capital, Soma Capital, Liquid 2 Ventures, Adam Goldstein, Hack VC, Craft Ventures, Acadian Ventures, Emles Venture Partners, and Derek Schoettle

テキストメッセージを活用した学習プラットフォーム。

コースのコンセプトやケーススタディ、質問などが記載されたテキストメッセージが届き、学習者はテキストで回答しフィードバックを受け取ることで、インタラクティブな学習が可能。また、教育者は数回クリックするだけで簡単にコースを作成して公開できる。テキストは、ビデオやアプリなどの学習ツールよりも学習者のコース完了率が高い(94%)という。すでにFortune 500やNPO、大学など50社以上を顧客に持ち、ダイバーシティやコンプライアンスのコースなどに利用されている。Y Combinatorの2020年夏のバッチにも参加した注目スタートアップ。

2018年創業、本社はウェルズリー(マサチューセッツ州)。Acadian Ventures等から今回調達した$1.9Mは、サービスの拡大に活用する予定。

4.「短期アパートレンタル」Kasa

[Marketplace/不動産テック] Kasa
Series B ($30M) BoxGroup, Ribbit Capital, Allegion Ventures, Zigg Capital, and RET Ventures

ホテルやアパートの空き部屋を活用した短期レンタルサービス。

キーレスのため24時間いつでもセルフチェックイン・アウトができる。また、キッチンや高速Wifi、スマートテレビなどが標準装備されている。価格は、1泊130ドル程度と安価にも関わらず快適な滞在を保証。現在35都市で1000室近く展開し、年間の予約件数は10万件にのぼるという(コロナ禍でも稼働率は75%)。黒字化はまだだが、年間売上はすでに約$30Mに到達。

2016年創業、本社はサンフランシスコ。Ribbit Capital等から今回調達した$30Mは、開発費用および、オペレーションの効率化に活用する予定。

5.「パーソナルトレーニングアプリ」Future

[Service/フィットネス] Future
Series B ($24M) Kleiner Perkins Caufield & Byers, Trustbridge Partners, Caffeinated Capital

1on1のリモートパーソナルトレーニングアプリ。

著名なトレーナーから1on1のコーチングが受けられるサービス。ユーザーの目的に応じてパーソナライズされたトレーニング計画が提示され、Apple Watchのヘルストラッキング機能を通じて、ユーザーの心拍数や有酸素運動など、目標に対する到達状況をモニタリング。必要に応じてテキストなどでアドバイスも貰える仕組み。サブスクリプションモデルで、価格は1日$5〜(月額$150)。コロナ禍でジムが閉鎖したためニーズが拡大し、3倍に急成長。

2017年創業、本社はサンフランシスコ。KPCB等から今回調達した$24Mは、トレーナーなどネットワークの拡大に活用する予定。

Scrum Connect Online なら、今回紹介した注目5社についてさらに詳しく知ることができます。スタートアップに精通した弊社のベンチャーキャピタリストに、スタートアップの詳細や資金調達状況、市場概況について日本語で質問できます。Scrum Connect Onlineは、独自の情報提供に加え、プロに相談でき、スタートアップと繋がれるプラットフォームです。

ブログの更新情報をメールでお届けしています。

米国のスタートアップトレンドやテック情報、スクラム主催のイベント情報をメールでお届けしています。お気軽にご登録ください。