今週の注目5社:処方箋薬価比較 / 子供向けデビットカード / スマート搾乳器 / AIオンライン監視 / フードロスサプライチェーン

October 5, 2020 by Scrum Funding News
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一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白い米国のスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「処方箋薬価比較」GoodRx

[Service/薬局] GoodRx
IPO

処方箋の薬価を比較してくれるサービス。

アプリに処方箋の薬品名を入力するとユーザーの位置情報を利用し、近隣の薬局で提供する(最低)価格を教えてくれるサービス。ユーザーは選択した薬局の割引クーポンを利用すると最大80%安い価格で薬を入手することができるという。現在、WalgreensやCVS Pharmacyなど70,000を超えるアメリカの薬局から、薬価とリアルタイムで更新される割引クーポンの情報を収集している。すでに黒字化しており収益性も高い模様。

2011年創業、本社はサンタモニカ。今回ナスダックに上場した。

2.「子供向けデビットカード」Greenlight

[Service/金融] Greenlight
Series C ($215M) DST Global, TTV Capital, Relay Ventures, Goodwater Capital, Canapi Ventures, Fin Venture Capital, and Bond

親がアプリ上で管理できる子供向けのデビットカード。

アプリを使って即座にデビットカードの残高をチャージしたり、子どもが買い物した際に通知を受け取ったり、子どもの買い物に店舗レベルで制限をかけたりすることが可能。また、子供は目標金額に応じて貯金をしたり、寄付などの金融リテラシーも学ぶこともできるという。月額$4.99で、1家族につき最大5枚のカードを発行できる。現在、200万人以上の親と子供に利用されている。調達後のバリュエーションは$1.2Bで、ユニコーン企業の仲間入り。

2014年創業、本社はアトランタ。DST Global等から今回調達した$215Mは、新製品の開発に活用する予定。

3.「スマート搾乳器」Willow

[HW/ベイビー] Willow
Series C ($55M) New Enterprise Associates, Meritech Capital Partners, Perceptive Advisors, and Lightstone Ventures

ハンズフリーのスマート搾乳器。

ハンズフリーで母乳を自動搾乳できるウェアラブルデバイスを開発するフェムテックスタートアップ。搾乳システム・バッテリー・母乳の保存バッグが一体となったカップ型で、装着するだけで搾乳中も家事や仕事、ヨガなどができるという。使用後は簡単に分解でき、パーツを洗うことが可能。価格は$500。2021年には搾乳器に変わる新製品を市場に投入予定。

2014年創業、本社はマウンテンビュー(カリフォルニア州)。NEA等から今回調達した$55Mは、新製品の開発費用に活用する予定。

4.「AIオンライン監視」Spectrum Labs

[SaaS/モニタリング] Spectrum Labs
Series A ($10M) Greycroft, Ridge Ventures, Global Founders Capital, Wing Venture Capital, and Super{set} Venture Studio

AIを活用したインターネット上の有害行動監視プラットフォーム。

オンライン上でのセクハラやいじめ、ヘイトスピーチ、詐欺など40種類以上の有害行動を監視できるシステム。AIを活用して有害行動を特定し、トラッキングやフラグ付け、最終的には利用を停止することも可能。英語以外の複数の言語にも対応しているという。SNSや出会い系アプリ、ソーシャルゲームなどを提供する企業に利用されている。

2016年創業、本社はサンフランシスコ 。Greycroft等から今回調達した$10Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

5.「フードロスサプライチェーン」Silo

[Marketplace/フード] Silo
Series A ($9M) Andreessen Horowitz, Initialized Capital, and Haystack Fund

生鮮食品のサプライチェーンプラットフォーム。

フードロス削減のために、生鮮食品のサプライチェーンを合理化するクラウドベースのプラットフォーム。農場などの生産者や流通(卸売)業者などがアクセスでき、機械学習を利用して売買などの運用を自動化できるという。コロナ禍の影響もあり需要は急拡大し、2020年は10倍以上に成長中。今後は肉、乳製品、パントリーなどの他の食品にもサービスを拡大する予定。

2018年創業、本社はサンフランシスコ。Andreessen Horowitz等から今回調達した$9Mは、新オフィスの開設および開発費用に活用する予定。

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