今週の注目5社:O2O大学 / 自動返金アプリ / 無線充電器 / パーソナルシャンプー / 産業用ドローン

December 18, 2017 by Scrum Funding News
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1.「O2O大学」The Minerva Project

2017-12-1601

[Service/教育] The Minerva Project
Series C ($13M) Benchmark and TAL Education Group

授業は全てオンラインで、世界7都市を回る4年制大学。

全てオンラインの授業を受けながら4年間で世界7都市(サンフランシスコ、ソウル、ハイデラバード、ベルリン、ブエノスアイレス、ロンドンなど)に滞在し、課題解決型のプロジェクトを体験できる。18名1クラスの授業は全てオンラインで、教授が世界各地からコールインする仕組み。テクノロジーも駆使されており、特定の学生が授業についていけていないことをアルゴリズムがキャッチすると教授側にアラートが発される。年間の授業料は1万2950ドルと、他の名門私学大学(4万〜6万ドル)と比較すると良心的な価格設定で、奨学金も潤沢に給付されるとのこと。

2011年創業、本社はサンフランシスコ。TAL Education等から今回調達した$13Mは、引き続きサービスの拡大に活用する予定。合格率わずか1.9%と、現在世界で最も入りにくいとも言われている。

2.「自動返金アプリ」Earny

2017-12-1604

[Service/金融] Earny
Series A ($9M) Comcast Ventures, Mayfield Fund and Science

オンラインショッピングで値段が下がった時に差額を返金してもらえるサービス。

メールアカウントと同期し、ユーザーのオンラインショッピングのレシートを把握し、Amazon、Walmart、Target、BestBuyなどの価格を追跡、値引きされた商品を発見した場合には差額を自動的に返金してくれるサービス。Earnyはそのプロセスを代行した代金として差額の25%をコミッションとして徴収する。最も多いのは家電や洋服だが、上位35の小売店で取り扱う5000万アイテムをトラッキングしており、実際にユーザーは平均5%程度の返金を受けているとのこと。

2015年創業、本社はサンタモニカ。Mayfield Fund等から今回調達した$9Mは、旅行業界への進出に活用する予定。

3.「無線充電器」Pi Charging

2017-12-1603

[HW/充電] Pi Charging
Series A ($11.4M) E14 Fund, ENIAC, Foundry Group, NextView Ventures, Silicon Valley Bank and Uncork Capital

スマートフォンやタブレット用の無線充電器。

これまでのようにコードに接続したり、充電パッドの上に置く必要がなく、近くに置くだけでスマホやタブレットが充電できる円錐型充電器。具体的には、半径30cm以内であれば最大4台までフルスピードで充電できる。2018年に200ドル以下での販売を実現するために、8ヶ月以内に従業員を現在の8名から倍増させる予定とのこと。MITからスピンオフし、今年のTechCrunch Disrupt SFのコンペで優勝したことでも知られている。

2015年創業、本社はサンブルーノ。Foundry Group等から今回調達した$11.4Mは、2018年のリリースに向けた開発費用に活用する予定。

4.「パーソナルシャンプー」Prose

2017-12-1605

[HW/コスメ] Prose
Series A ($5.2M) Correlation Ventures, Forerunner Ventures, Lerer Hippeau Ventures and Maveron

髪質だけでなく、ライフスタイルなども考慮に入れたカスタムシャンプー。

ユーザーの髪質だけでなく、湿度や風・空気の汚染状況といった居住エリアの気候などライフスタイルも考慮して、カスタマイズしたシャンプーを作ってくれる。更にヴィーガンやグルテンフリーなどの要望もできるとのこと。シャンプーとコンディショナーは8.5ozで$28から$38と高めの価格設定。アンケートに答えてオーダーする、もしくはNYやSFのヘアサロンでカウンセリングを受けて購入する方法があるが、サロン経由の場合はサロンに25%のコミッションが入る仕組み。

元ロレアルのArnaud Plasが2017年創業、本社はニューヨーク。Forerunner Ventures等から今回調達した$5.2Mは、引き続き研究開発に活用する予定。

5.「産業用ドローン」Kespry

2017-12-1602

[SaaS/ドローン] Kespry
Series C ($33M) ABB Technology Ventures, Cisco Investments, DCM Ventures, G2VP, H. Barton Asset Management, Lightspeed Venture Partners, Shell Technology Ventures and Spectrum 28

鉱山や建設業界、保険業界向けの自動ドローンシステム。

産業向けに特化したドローン及び、自動操縦システムを開発している。例えば、鉱山等の広大な敷地を隅々まで点検し、現場の状況や備蓄品の量などを自動で算出、等高線地図や3Dモデルなどを構築できる。NVIDIAと提携しており、建設機械のトラッキングを行う新たなディープラーニングモジュールも開発しており、大手建設会社はほとんど顧客とのこと。7月にトランプ大統領がホワイトハウスに招聘したドローン企業4社のうちの一つ(他はAirspace、PrecisionHawk、AirMap)で注目されている。

2013年創業、本社はメンローパーク。Lightspeed等から今回調達した$33Mは、採用及び、海外展開に活用する予定。

最先端の技術調査、市場調査、戦略コンサルティングを行っています

スクラムベンチャーズは、年間1000社超の企業調査の実績をもとに、企業のご要望に合わせてコンサルティングやリサーチを行っています。