今週の注目5社:動画ショッピング / 音楽ライブVR / Bitcoinブラウザ / 3Dレーザプリンタ / 心臓モニターウェアラブル

August 10, 2016 by Scrum Funding News
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今週も一週間の資金調達のニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「動画ショッピングネットワーク」 MikMak

2016-08-1001

[Commerce/動画] MikMak
Seed VC – II ($ 3.2M) BRaVe Ventures, MX Investments, Slow Ventures, UTA Ventures and VaynerMedia

動画を活用したモバイルショッピングネットワーク。

2015年5月にローンチ。様々なブランドや小売チェーンの商品を、面白おかしくビデオの形で紹介し、販売するプラットフォーム。MikMak側が動画制作のコストを全て負担し、その代わりに売上の一部をシェアしてもらうという仕組み。また、ブランド、チェーン側に、顧客データを自社で持ちたい、動画をカスタマイズしたい、という要望が強いことから、新たにSaasプラットフォームも立ち上げる。L’Orealなどの大手ブランドが、このSaasプラットフォームを活用し、自社のアプリに動画コマースの仕組みを組み込むという。

動画は、有名なコメディアンや俳優を起用し、自社のスタジオで撮影している。また、BuzzFeedなどのパブリッシャーもネットワークしており、そうしたサイトへの動画の配信も行っているという。

2.「音楽ライブVR」WaveVR

2016-08-1006

[Content/VR] TheWaveVR
Seed VC($2.5M) KPCB Edge, Rothenberg Ventures, RRE Ventures and The Venture Reality Fund

音楽イベント向けのVRプラットフォーム。

音楽が急速にデジタルサービス化する中で伸びているのが、ライブイベント。WaveVRは、ライブイベントを開催するミュージシャン向けのVRプラットフォーム。ユーザは、アーティストとコミュニケーションができたり、自分のアバターを動かすなど、メタバース上で様々なソーシャルコミュニケーションが可能。会場はナイトクラブのようなリアルな感じから、バーチャルなものまでカスタマイズができる。

当初はEDMがターゲット。将来的には、プライベートコンサートを開催したり、アーティストとバーチャルな旅行に行くイベントを開催するなどを計画しているという。

3.「Bitcoinブラウザ」Brave Software

2016-08-1005

[Service/ブラウザ] Brave Software
Seed VC ($4.5M) Digital Currency Group, FF Angel, Foundation Capital and Propel Venture Partners

Bitcoinマイクロペイメントと広告ブロックの機能を持つ新しいブラウザ。

元MozillaのCEOが創業。 広告やCookieなどをブロックすることで、閲覧パフォーマンスの向上を実現した新しいブラウザ。デスクトップの場合で40%~60%、モバイルの場合で2~4倍パフォーマンスが向上するという。また、Bitcoinによるマイクロペイメントの仕組みも開発しており、匿名で自分の好きなサイトに募金したりすることができるようになる予定。Coinbaseなどとも提携しており、Bitcoin Walletとしての機能も構築予定。

ビジネスモデルとしては、サイトのパフォーマンスに影響しない自社広告を挟むことを計画している。ただ、New York Timesなど大手パブリッシャーからはこのモデルについて、違法であるとの抗議があり、現在協議中だという。現在社員は14名で、今回の資金でさらにチームを拡大するという。

4.「3Dレーザープリンター」Glowforge

2016-08-1004

[HW/3Dプリンター] Glowforge
Series B ($22M) Foundry Group and True Ventures

家庭用の3Dレーザープリンター。

プレオーダー価格でも$2,395という価格だが、自社サイトでのクラウドファンディングで、$27.9Mも集めることに成功した。皮、木材、ダンボールなど様々な材料を3Dに加工が可能。

今回の調達で、製品の大量生産を開始予定。また「Proofgrade」という3Dプリント用の材料のブランドも立ち上げる。専用の材料では、エッジがスムーズにカットできるなど高品質な加工が可能。また、油性ペンで描くだけで、その通りにカットしてくれるという機能も。Seattle発。社員は35名。

5.「心臓モニターウェアラブル」iBeat

2016-08-1003

[HW/ヘルス] iBeat
Seed VC ($1.5M) Band of Angels, Correlation Ventures, Maveron andSubtraction Capital

心臓の状態をモニタリングできるスマートウォッチ。

酸素、心拍など詳細な心臓の状態を1秒間に2回測定し、緊急時にはそれを救急車や病院などにスワイプだけで送ることができる。スマホとは独立して稼働する。また、アレルギー、薬、既往症などその他の重要な情報も表示、送信できる。起きている間だけでなく、就寝時も含めてずっと装着できるデバイスを目指しているという。

大手EHRスタートアップPractice Fusionの元CEOが創業。現在社員12名。今回の資金で、最初の製品を製造し、クラウドファンディングキャンペーンを立ち上げるという。

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