今週の注目5社:ペットブランド / アレルギーチェック IoT / クレカ支払い最適化 / ドローン監視 / IoTプラットフォーム

May 23, 2016 by Scrum Funding News
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今週も一週間の資金調達のニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「ペットブランド」BarkBox

2016-05-2305[Commerce/ペット] BarkBox
Series C ($60M) August Capital, Resolute.vc and RRE Ventures

「ペットオーナー向け」のサブスクリプション、ブランド、店舗などを展開するスタートアップ。

2012年に、毎月$20で様々なペット用品が届くサブスクリプションサービスとしてスタートし、昨年の売り上げ$100Mまで成長。まだ黒字化はしていないが、売り上げは毎年倍増しているという。サブスクリプション売り上げは75%まで下がっており、徐々に「独自ブランド商品」や「イベント」などに注力している。

6月からはNYにテスト店舗を出すという。お店にやってきたペットには、RFIDつきのベストが着せられ、オーナーが買い物をしている間店舗内を自由に遊び回れる。買い物が終わると、オーナーはアプリで自分のペットの店舗内での行動をチェックすることができ、一番好きそうなおもちゃを購入することも可能。

2.「アレルギーチェックIoT」Nima Sensor

2016-05-2302[HW/フード] Nima Sensor
Series A ($9.2M) Foundry Group, Lemnos Labs, Mitch Kapor, SK Ventures, SoftTech VC

小麦粉、ピーナッツなど「アレルギーを引き起こす成分が食事に入っていないかを判別できるポータブルデバイス」。

外食の際に、付属の使い捨て容器に食事や飲み物を少し入れ、2分待つと結果がでる。 食品の中のタンパク質から詳細に成分を分析する。当初は小麦粉のみに対応。その後、ピーナッツ、牛乳(この二つの米国に1500万人の患者がいる)に対応する予定。結果をアプリでシェアし、コミュニティでアレルギー情報を蓄積する機能も予定している。

価格は、プレオーダーで$199。最終的には$249を想定している。使い捨てカップは、$3.99。明確な理由はわかっていないが、子供のアレルギーは1997年から2001年の間で、50%も増加しているといい、学校や親からなどからの問い合わせが多いという。

3.「クレカ支払い最適化」Tally Technologies

2016-05-2301[App/金融] Tally Technologies
Series A ($15M) AITV, Cowboy Ventures, Shasta Ventures and Silicon Valley Bank

「複数のクレジットカードの支払いを自動的に管理、代行」してくれるアプリ。

米国の大人は平均で3.7枚のクレジットカードを持っているが、40%は支払いの遅延による延滞金などを払っているという。Tallyユーザは、持っているクレジットカードをスキャンし全てアプリに登録し、支払いをTally側に任せる処理を行う。Tallyはそれぞれのカードの残高や支払い期限などを管理し、ユーザの延滞金や利子の支払いが極力小さくなるように最適化してくれる。

現在社員は8名。これまで、1年程度ステルス状態で、3ヶ月前からベータテストを始めたという。

4.「ドローン監視」Dedrone

2016-05-2303[Enterprise/セキュリティ] Dedrone
Series A ($10M) Menlo Ventures

スタジアムなどにおける「不審ドローンの監視システム」。

ドローンの急速な普及に伴い大きな問題となっているのが、不正利用。例えば、刑務所にドラッグを落とす、企業をスパイするなどの事例がでてきている。Drone Tracker Systemという製品は、カメラや音波センサーなどから構成され、敷地に侵入したドローンを発見、タイプも見分けることができる。

現在、スタジアム、空港、ホテル、データセンターなどで活用されているという。NYのMLB メッツ球場で導入されている。ドイツ発のスタートアップで、今回本社をSFに移転。社員40名。

5.「IoTプラットフォーム」Afero

2016-05-2304[HW/IoT] Afero
Series A ($20.3M) Assembly Partners, Samsung, Softbank Corp.

企業が「IoTを立ち上げるために必要なものを全て提供」するプラットフォーム。

Bluetoothモジュール、セキュリティなどに対応した独自のファームウェア、クラウド、開発ツールなど、IoTを立ち上げるために必要なハードやサービスを全て提供する。すでに、村田製作所、バンダイナムコなど複数の日本企業がクライアントとなっているという。

創業者は、元GoogleのAndroidチームのエンジニアで、Andy Rubinが立ち上げた携帯メーカーDangerの創業メンバーでもある。今回のラウンドはSamsungがリードしている。

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