今週の注目5社:AI検索最適化 / 犯罪情報共有効率化 / 戦場向け電力供給 / 自律飛行貨物ドローン / 次世代衛星通信インフラ

March 10, 2026 Article-Show on Top-ja 今週の注目スタートアップ

一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、注目の米国スタートアップを5社厳選して紹介します。バックナンバーはこちら。

1.「AI検索最適化」Profound

日本語読み:プロファウンド
カテゴリ:Marketing/AI
ラウンド:Series C ($96M)
主な投資家:Lightspeed Venture Partners, Evantic Capital, Kleiner Perkins, Saga, Sequoia Capital, South Park Commons

AI検索を最適化するマーケティングプラットフォーム。

ChatGPTをはじめとするAI検索エンジンにおける企業(ブランド)の可視性を分析し、最適化するためのプラットフォームを開発するAIスタートアップ。同社の「Answer Engine Insights」を使用するとAI検索エンジンに特化したコンテンツを作成できるという。すでにTarget, Figma, Walmart, Ramp, Chimeといった企業を顧客に持ち、700社以上の組織に導入されている。今回の資金調達によるバリュエーションは10億ドルと、ユニコーン企業の仲間入り。

2024年創業、本社はニューヨーク。Lightspeed Venture Partners等から今回調達した$96Mは、サービスの拡大に活用する予定。

2.「犯罪情報共有効率化」Multitude Insights

日本語読み:マルチチュードインサイツ
カテゴリ:SaaS/公共
ラウンド:Series A ($10M)
主な投資家:Primary Venture Partners, Alumni Ventures, Commonweal Ventures, Counterview Capital, Craig Abod, E62 Ventures, NEC Orchestrating Future Fund, VSC Ventures

犯罪情報の共有および捜査連携を効率化するプラットフォーム。

警察署の管轄区域を跨いで情報を素早く共有し、迅速な事件解決をサポートするプラットフォームを開発するガブテック(Govtech)スタートアップ。「BLTN」と呼ばれるプラットフォームは、メールやスレッドに埋もれた容疑者の重要な手掛かりや管轄区域を超えて伝達されないさまざまな情報をリアルタイムに共有・検索することが可能。加えて、AIを活用した分析ツールも提供し、効率的な捜査や人件費の削減が可能という。

2023年創業、本社はマサチューセッツ州ウォータータウン。Primary Venture Partners等から今回調達した$10Mは、サービスエリアの拡大に活用する予定。

3.「戦場向け電力供給」Chariot Defense

日本語読み:チャリオットディフェンス
カテゴリ:HW/エネルギー
ラウンド:Series A ($34M)
主な投資家:Andreessen Horowitz, DCVC, Ensemble, General Catalyst, LMNT Ventures, Marlinspike, Overmatch Ventures, Shield Capital, Trenches Capital, XYZ Venture Capital

防衛機関向けの次世代電力供給システム。

戦場での安定的かつ持続的な電力供給を可能とするシステムを開発するディフェンステックスタートアップ。「Amphora」と呼ばれる戦場向けの次世代電力システムは、ドローンなどの無人航空機やセンサー、モバイルデバイスをはじめとする電子機器の生命線となる電力を必要なタイミング・必要な場所に効率的に配分することで、前線での戦闘員をサポートするという。すでに国防総省と契約を提携している。

2024年創業、本社はサンフランシスコ。Andreessen Horowitz等から今回調達した$34Mは、引き続き製品開発およびチームの拡大に活用する予定。

4.「自律飛行貨物ドローン」MightyFly

日本語読み:マイティフライ
カテゴリ:HW/モビリティ
ラウンド:Series A ($10M)
主な投資家:500 Global, At One Ventures, Draper Associates

貨物配送用の電動垂直離着陸機。

貨物配送用に自律飛行する電動垂直離着陸機(eVTOL)を開発するモビリティテックスタートアップ。貨物積載量は最大227kg、航続距離は約1600km、最高速度は時速約240kmで、都市部から地方へ商品や生鮮食品、救命医療用品まであらゆる貨物を即日配送可能という。また、環境に配慮した配送ソリューションで排出量も64%削減可能。直近では防衛向けにも利用されている。

2019年創業、本社はカリフォルニア州サンレアンドロ。Draper Associates等から今回調達した$10Mは、サービスの拡大に活用する予定。

5.「次世代衛星通信インフラ」Aalyria

日本語読み:アーリリア
カテゴリ:Enterprise/通信
ラウンド:Series B ($100M)
主な投資家:Battery Ventures, J2 Ventures, DYNE Ventures

次世代の衛星通信ネットワーク。

「Spacetime」と呼ばれる、次世代衛星通信ネットワーク技術を開発するスタートアップ。通信衛星の位置・軌道などの動きを予測するだけでなく、天候などの要因も加味しながら、膨大な数の衛星群の中から通信ネットワークとして最適な経路を選ぶことで安定的な通信環境を提供するという。2022年にGoogleからスピンアウト。今回の資金調達によるバリュエーションは13億ドルと、ユニコーン企業の仲間入り。

2022年創業、本社はカリフォルニア州リバモア。Battery Ventures等から今回調達した$100Mは、引き続き開発費用に活用する予定。

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