今週の注目5社:運送API / 写真フレーム / ワンストップ自動車修理 / 若者メディア / オンデマンド福利厚生

October 6, 2016 by Scrum Funding News
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今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「運送API」Flexport

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[Service/物流] Flexport
Series B ($65M) Bloomberg Beta, Felicis Ventures, First Round Capital, Founders Fund and Yuri Milner

「国際物流」のオンラインプラットフォーム。

これまで依然紙やメールなどで行われていた物流の情報をすべてデータ化し、ダッシュボード化することで透明性、柔軟性を高めたシステム。積荷の中身、価値、行き先などをすべてデータ化することで、送り主はルートの最適化、店舗の在庫の最適化を行える。これまでは小売店毎にコンテナを別に用意しなければならかったのが、ある小売店で追加の在庫が必要になった段階で、パレット単位で配送ルートを変更するなどの柔軟な運用が可能となった。

今回$300Mを超える時価総額で$65Mを調達した。調達資金は中国を中心とした海外展開に活用する。昨年から取扱量は16倍に増加。すでに$1B、リテール価格で$2.5Bの荷物を運んでいるという。

2.「写真フレーム」Aura Frames

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[HW/写真] Aura Frames
Series A ($6M) Spark Capital

デジタルピクチャーフレーム。

TwitterのChief Scientistが創業。デジタルフォトフレームは古くからある製品だが、画質などがクオリティが悪い安い製品がほとんどだということで、参入を決意したという。8×12インチのサイズで、色はアイボリーとローズの二色。スクリーンはiPadと同じRetinaディスプレイを採用。表示する写真はモバイルアプリで選択するが、顔認識を使い自動的にきれいに写っている写真を推薦してくれる。また、他の家族と連携しながら写真を選ぶこともできる。センサーがついており、人が部屋から離れると写真が切り替わり、戻ると別の写真が表示される。また、マイノリティレポートのように手のモーションで写真を変更することも可能。

価格は$399。近日中に出荷が始まるという。

3.「ワンストップ自動車修理」Estify

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[Service/自動車] Estify
Series A($6.3M) ff Venture Capital and Romulus Capital

「自動車修理業者向け」のワンストップオンラインソリューション。

まだまだデジタル技術の普及が遅れている自動車修理業者の様々な業務の効率化を図ることを目的とした総合ソリューション。自動車修理のオンライン見積もり、保険会社からの保険金回収(交渉に時間がとれず$1,000以上損をしているケースも)、修理パーツのオンライン検索 / 注文などが一括してオンラインから行える。

今回の資金調達で、幹部陣の強化を行う。自動車保険会社向けクレームマネジメントソリューションを提供するMitchell社の役員を新たにCEOに迎えた。

4.「若者メディア」Inverse

2016-10-0603

[Contents/ミレニアル]
Series A ($6M) Bertelsmann Digital Media Investments, Bialla Venture Partners, Crosslink Capital

ミレニアルの男性に向けたデジタルメディア。

2015年8月に、スポーツニュースサイトBleacher Report(Time Warnerが$170Mで買収)の創業者が立ち上げた。科学、テクノロジー、エンタメニュースなどにフォーカス。従来のテクノロジーメディアのようにGeek向けではなく、一般層をターゲットとしている。80%が男性で、75%が18-34歳。

現在700万ユニークビジターまで成長している。今回の調達資金は、営業の拡充および動画コンテンツの制作に利用する予定。

5.「オンデマンド福利厚生」AnyPerk

2016-10-0604

[Enterprise/HR] AnyPerk
Series B ($11.5M) Andreessen Horowitz, DCM Ventures, Nissay Capital and Vayner RSE

従業員向け「福利厚生」サービス。

スタートアップが、Googleのような様々な福利厚生を簡単に提供できるプラットフォーム。ジムの割引、携帯の割引などが、従業員の数などに応じて簡単に提供できる。2012年からサービスを開始して現在1,000社が利用している。

昨年からは「Rewards」という新しいサービスを開始。全従業員に一様の福利厚生を適用するのではなく、マネージャーが個別にAmazonやスタバなどのポイントを従業員に渡すことができるようにした。また、コンサルティングにも力を入れ、各社個別の文化作りなども支援している。

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