今週の注目5社:買物代行 / 調理ロボット / パーソナルシャンプー / Eメール管理AI / 海外送金プラットフォーム

March 16, 2017 by Tak Miyata
instacart

今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「買物代行」Instacart

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[Service/リテール] Instacart
Series D ($400M) Andreessen Horowitz, FundersClub, Initialized Capital, Khosla Ventures, KPCB, Sequoia Capital, Thrive Capital, Valiant Capital Partners, Wellcome Trust and Y Combinator

オンデマンドの買物代行サービス。

オンラインで食料品を注文すると、1時間以内に注文した商品を自宅など指定した場所まで届けてくれる。Whole Foods Market、Costcoといった大手スーパーマーケットを始め、135以上のスーパーと提携している。Google Express、Amazon PrimeNowなど競合は多いが、課金ポイントの拡大(配達費、広告、小売チェーンとの売上シェアなど)に成功し、成長を実現している。時価総額は既に$3.4B。2017年には、現在35都市に提供しているサービスを60都市まで拡大する予定

2012年創業、本社はサンフランシスコ。Sequoia CapitalやAndreessen Horowitz等から今回調達した$400Mは、サービスの改善と事業拡大費用として活用する予定。

2.「調理ロボット」Chowbotics

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[HW/フード] Chowbotics
Series A ($5M) Foundry Group and Techstars Ventures

レストラン向けの調理ロボット。

主力製品である”Sally”と呼ばれるサラダ調理ロボットは、20種類の材料を使って1,000種類以上のサラダを作ることができる。既にレストラン、スーパー、ホテルなどでトライアル導入されている。オーダー用のタッチスクリーン、クレジットカード決済機能、更に各サラダのカロリーも表示する機種も開発中。

2014年創業、本社はサンノゼ。Foundry Group等から今回調達した$5Mは、採用や製造に加え、新ロボットの開発にも活用する予定。

3.「パーソナルシャンプー」Function of Beauty

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[Commerce/ビューティー] Function of Beauty
Series A ($9.5M) GGV Capital and Y Combinator

パーソナライズされた独自のシャンプーとコンディショナーを開発する。

ヘアタイプ、太さ、潤いといった自分の髪質と、5つのなりたい髪の状態を選び、最後に名前、香り、色を選択すると自分専用のシャンプー&コンディショナーを作ってくれる。独自に開発した調合アルゴリズムで120億通りの製品を開発可能。現在、$36(送料無料)から購入可能。

MITのエンジニアによって2015年創業、本社はニューヨーク。GGV Capital等から今回調達した$9Mは、ブランドや製品開発費用に加え、海外展開、ニューヨークの旗艦店オープン費用として活用する予定。

4.「Eメール管理AI」Astro

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[App/メール] Astro
Series A ($8.3M) Aspect Ventures, Harrison Metal, Redpoint Ventures and Upside Partnership

AIを活用してEメール管理を効率化するアプリ。

ボットのようなインターフェイスのEメール管理アプリ。GmailやOffice 365のメールを統合・解析し、プライオリティーの高いメールの返信リマインダーや、古いメールのアーカイブ、不必要なメルマガの解約などを提案し、Eメール管理を効率化してくれる。現在β版を無料で使用可能。

2015年創業、本社はパロアルト。Redpoint等から今回調達した$8Mは、引き続き開発費用として活用する予定。

5.「海外送金プラットフォーム」Veem

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[Service/金融] Veem
Series B ($24M) Google Ventures, KPCB, NAB Ventures, SBI Investment and Silicon Valley Bank

中小企業向けの海外送金サービスを提供する。

中小企業に対してBtoBの国際送金を仲介するプラットフォームBitcoinの利用を含む独自のネットワークを構築することで、業界最安値の手数料を実現。またBitcoin以外の送金手段も利用することができ、独自のアルゴリズムで最適な送金手段を選定してくれる。送金は無料ででき、受け取り手数料が$15かかる。既に60カ国への送金に対応している。

2014年創業、本社はサンフランシスコ。GVやSoftbank等から今回調達した$24Mは、海外展開の加速と新サービス開発費用として活用する予定。

最先端の技術調査、市場調査、戦略コンサルティングを行っています

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