今週の注目5社:営業トーク分析AI / セキュリティBot / 金属3Dプリンタ / 自動運転AI / 慢性疾患管理

February 16, 2017 by Tak Miyata
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今週も一週間の資金調達およびM&Aのニュースから、面白いシリコンバレーのスタートアップを5つピックアップして紹介します。

1.「営業トーク分析AI」Chorus.ai

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[Saas/BI] Chorus.ai
Series A ($16M) Emergence Capital Partners and Redpoint Ventures

営業チーム向けの「営業トーク分析AI」。

音声認識と自然言語処理技術を活用して電話やミーティングの内容を録音し、リアルタイムに分析、アドバイスしてくれる。顧客の予算や想定価格、意思決定者といったディールをクローズする上で重要なポイントを記録し、教えてくれる。Salesforceと連携しているためシームレスなCRMが可能。

本社はサンフランシスコ。今回調達した$16Mは、引き続きプラットフォームの開発に活用する予定。

2.「セキュリティBot」Demisto

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[Enterprise/セキュリティ] Demisto
Series B ($20M) Accel Partners, ClearSky Power & Technology Fund and Slack Fund

DBotと呼ばれる「セキュリティーチャットボット」を提供。

DBotはセキュリティオペレーションの自動化プラットフォーム。タスクの自動化や多拠点にまたがるチームの連携を支援することで、様々な攻撃に対する対応の迅速化と効率化を実現する。Slackなどのプラットフォームと連携させることも可能。既にヘルスケアや金融機関、ゲームなど顧客は幅広い。

本社はクパチーノ、現在の従業員は約30名。今回調達した$20Mは、引き続き製品開発及び、マーケティングに活用する予定。

3.「金属3Dプリンタ」Desktop Metal

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[HW/3Dプリンタ] Desktop Metal
Series C ($45M) BMW i Ventures, Google Ventures and Lowe’s Ventures

「金属部品を造形できる」デスクトップ型3Dプリンター。

プロトタイプ作成を主な目的とする樹脂素材を用いた3Dプリンターとは異なり、すぐさま産業部品として活用可能な金属部品の製造を目指している。用途は多岐に渡り、医療機器やロボット、自動車の部品等を製造することができる。3Dプリンター及び、合金の販売が主な収益源。

本社はボストン郊外のバーリントン。今回調達した$45Mは、技術開発及び、生産能力の拡大に活用し、年内のローンチに向けて準備を進める予定。

4.「自動運転AI」ArgoAI

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[Other/AI] Argo AI
Corporate Majority ($1bn) Ford Motor Company

「自動運転向けのAI」を開発するスタートアップ。

自動運転車のAIを開発しており、今後はFordと共同で量産車にも活用可能な自動運転システムの開発を進めるという。2017年末までに従業員を200人まで増員する予定。将来的には、共同で開発した自動運転システムを他メーカーにもライセンス供与することも視野に入れている。

本社はピッツバーグ。CEOのBryanは元Google、COOのPeterは元Uberの自動運転車開発チームの幹部。Fordから今回調達した$1B(今後5年間)はシステム開発及び、人材の獲得資金として活用予定。

5.「慢性疾患管理」Health Reveal

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[Saas/ヘルスケア] HealthReveal
Series A ($10.8M) Flare Capital Partners, GE Ventures, Greycroft Partners and Manatt Venture Fund

「慢性疾患患者」向けのデータ分析ソリューション。

医療費全体の80%を占めるとも言われる慢性疾患の医療費を削減するためのデータ分析ソリューション。患者をリモートでモニタリング、日々蓄積されるデータに基づいて適切な診断をし、必要な治療のガイドラインを提示する。診断結果や治療方法は患者だけでなく、医師にもモバイルアプリを通じて共有される。

本社はニューヨーク。GE等から今回調達した$10.8Mは、プラットフォームの開発及び人材の獲得に活用する予定。

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