「最後のメディア」VRへの新しいアプローチ : MicrosoftのHoloLens

January 27, 2015 スクラム代表・宮田ブログ

Airbnb, Lyft, Oculusなどの注目企業に投資しているAndreessen Horowitzが “16Things ”という題名で、彼らが注目している16の技術分野に関するブログポストをしています(個人的には “エンタープライズのセンサー対応 ( Sensorifition of the Enterprise”がかなり興味深かったです)。

その中で、VRは、究極の入出力デバイスであり、「最後のメディア」であると表現されています。

ちょうどその一日前、MicrosoftのWindows10の発表会で、メガネ型のホログラムコンピュータ、HoloLensが発表されました。今年の後半から来年には発売されるとされるこのメガネ型端末は、VRとARの融合とも言えるもので、視界にホログラムのスクリーンを置いたり、3次元の仮想ホログラムを置いてそれを触って操作できたりします( 動画 )。

API自体はWindowsの標準として搭載されるということで、今年の後半から本格的に「VRアプリケーション」のマーケットが動き出すことになりそうです。

Oculusはゲーム発ということでエンターテインメント分野での活用が議論されがちですが、個人的にはWindowsに搭載ということで、医療、教育、工場など幅広い分野での活用に期待したいです。

木曜日に多くのゲストの方々にご参加いただき、ZenSquareのオープニングパーティーを開催しました。日本領事館の渡邊首席領事のスピーチ、鏡開き、大黒寺三上僧侶によるZen体験、Any.Doのキーノート、アジアパネルなど盛りだくさんの内容でした。

当日のスライドがこちらにありますが、パートナー、メディア、イベントなど様々な角度からZenSquareを盛り上げて行きますので、San Franciscoにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

「ビットコインウォレット」のCoinbase、「ロケット開発」のSpaceX、「タキシードレンタル」のThe Black Tuxなどが新たに資金調達しました。

競争の激しいビットコインウォレットですが、Coinbaseの今回の大型ラウンドにはNYSEなども加わり、徐々にメインストリームになってくることを予感させます。

SpaceXへのGoogleの投資は、衛星を活用したインターネット接続整備という側面が当面強いのでしょうが、「自動車の次の乗り物」としてロケットを捉えるとまた違う地平が見えてくるような気がします。

 


資金調達

[Service/金融] Coinbase
Series C (Jan 20, 2015; $75M; Valuation: $490M) a16z, NYSE Euronext, NTT DoCoMo
「ビットコインウォレット」

[Hardware/宇宙] SpaceX
Series D (Jan 20, 2015; $1bn; Valuation: $10bn) Fidelity Investments and Google
「ロケット開発」

[Service/ファッション] The Black Tux
Series A (Jan 21, 2015; $10M) Menlo Ventures, First Round Capital
「タキシードレンタル」

[Saas/Developer] Button
Series A (Jan 22, 2015; $12M) DCM, Greycroft Partners, Redpoint Ventures
「アプリ開発Saas」

[Marketing/Trend] Taykey
Series D (Jan 20, 2015; $15M) Sequoia Capital, Softbank Capital, Innovation Endeavors
「傾向予測Saas」

 


IPO

[SaaS/ストレージ] Box
Raised $175M; Valued at 1.67B
「オンラインストレージ」

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